東京土建一般労働組合 練馬支部

ニュース

トップ > ニュース

【13.08.09】仕事は増えても賃金は下がった…5月末賃金アンケート結果…

 6月に取り組んだ5月末賃金アンケートは全体で1530枚回収できました。ご協力ありがとうございました。

  働いた日数 働いた時間 賃金日額 月額
2011年 18.6日 8.3時間 15815円 33万円
2012年 20.6日 8.5時間 16793円 34.4万円
2013年 21.9日 8.7時間 17017円 35.9万円

  時給換算 日給換算
2011年 1905円 17741円
2012年 1975円(+70) 16699円(-1042)
2013年 1955円(-20) 16392円(-307)

 結果は仕事の日数も時間も増えていますが、昨年と比べて賃金は上昇したか?との間いには、上がった⇒90人(7%)、変わらない⇒796人(66%)、下がった⇒132人(16%) となっているとおり、時給に換算するマイナス20円、日給換算マイナス307円といずれも下がっているのが判ります。「現場は忙しいが賃金安く、生活は苦しく、家内とよくけんかをする」「仕事は常にあるか不安。くらしでは税金も高いし年金ももらえるか不安」高齢者からは「高齢で現場に入れない。入れてくれない。」といった切実な意見が出ています。


変わらない「単価引き上げ要求できない」環境

 事業主で賃金・単価の引き上げを施主・上位業者に要求しましたか?という問いには、要求した仲間が19%です。業界として設計労務単価引き上げが浸透していなく、事業主が要求できない環境が続いています。
 賃金労働条件の向上なくしては、後継者がいなくなるとの危機感を業界全体で考えるべきであり、組合としても公契約条例制定運動など、建設業で働く仲間のルール作りが必要です。このアンケート結果を踏まえて、業界、会派、行政への交渉の資料にしていきます。