6月に取り組んだ5月末賃金アンケートは全体で1530枚回収できました。ご協力ありがとうございました。
働いた日数 | 働いた時間 | 賃金日額 | 月額 | |
2011年 | 18.6日 | 8.3時間 | 15815円 | 33万円 |
2012年 | 20.6日 | 8.5時間 | 16793円 | 34.4万円 |
2013年 | 21.9日 | 8.7時間 | 17017円 | 35.9万円 |
時給換算 | 日給換算 | |
2011年 | 1905円 | 17741円 |
2012年 | 1975円(+70) | 16699円(-1042) |
2013年 | 1955円(-20) | 16392円(-307) |
結果は仕事の日数も時間も増えていますが、昨年と比べて賃金は上昇したか?との間いには、上がった⇒90人(7%)、変わらない⇒796人(66%)、下がった⇒132人(16%) となっているとおり、時給に換算するマイナス20円、日給換算マイナス307円といずれも下がっているのが判ります。「現場は忙しいが賃金安く、生活は苦しく、家内とよくけんかをする」「仕事は常にあるか不安。くらしでは税金も高いし年金ももらえるか不安」高齢者からは「高齢で現場に入れない。入れてくれない。」といった切実な意見が出ています。
事業主で賃金・単価の引き上げを施主・上位業者に要求しましたか?という問いには、要求した仲間が19%です。業界として設計労務単価引き上げが浸透していなく、事業主が要求できない環境が続いています。
賃金労働条件の向上なくしては、後継者がいなくなるとの危機感を業界全体で考えるべきであり、組合としても公契約条例制定運動など、建設業で働く仲間のルール作りが必要です。このアンケート結果を踏まえて、業界、会派、行政への交渉の資料にしていきます。