東京土建一般労働組合 練馬支部

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【13.11.06】福島で住宅デー開催

練馬労連・土建練馬支部・練馬社保協で

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大震災発生時刻のまま止まった時計

 9月14日(土)~15日(日)にかけて、練馬労連・東京土建練馬支部・練馬社保協の共催で「練馬労連平和ツアー」が行われました。福島県の原発被災地の視察と仮設住宅にて「住宅デー」を開催しました。

 1日目は、昼間の立ち入りのみ許可され宿泊は禁止されている「避難指示解除準備地域」の広野・楢葉・富岡を視察しました。楢葉町では除染で発生した廃棄物を入れておく除染袋の処理ができず、野外の仮置き場に積み上げられていました。富岡駅ではこれまで立ち入りが禁止されていたため震災直後のまま残され、震災発生の14時46分で止まったままの時計や、車が津波で流され、店舗につっこんだままの悲惨な状況に参加者も愕然と成りました。
 2日目は安達運動場公共住宅仮設公園にて焼きそばや包丁研ぎなどを用意し住宅デーとして交流会を開催しました。準備段階から大雨というあいにくの天候の中での開催でしたが、開会式では浪江町長からもあいさつ。悪天候のため、予定時間の半分での終了となってしまいましたが、250人の参加で大変賑やかにとりくまれました。
 帰路に着くバスには大勢の仮設住宅の住民の皆さんから「また来てね」と明るく見送りを受け、ツアー参加者からも継続して取り組みたいと感想が出されました。

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仮置き場に積み上げられた除染袋

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包丁を研ぐ土建の仲間たち 流された車が放置された店舗

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小物入れ作りに夢中の子ども達


福島を忘れず、息長い支援を

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バスを見送る現場の皆さん

【石神井台・藤田淑子記】
 福島の仮設住宅で包丁とぎをやりました。研いでくれた人は土建の仲間七人、包丁研ぎ7人衆です。大雨の中のテント設営、ブルーシート張り、よく動くこと、早々にできました。始まる前から、やる気満々の七人衆、「錆びたのがあったら、俺がやるから」「左手使いの人がいたら、そのように研ぐから、言ってくれ」体にパワーがみなぎっています。残念ながら雨のため、早く切り上げたので研いだ包丁は38本と少なかったでしたが、「よう研いでくれてありがとう」「また、来てくださいね」と感謝の言葉を頂きました。
 福島を忘れず、息長く支援していきたいと思いました。