2013年3月1日、アメリカが1954年に太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁でおこなった水爆実験から59年となりました。
その実験で被爆した第五福竜丸の母港の静岡県焼津市で「3・1ビキニデー集会」が開かれました。
パパとママとわたし達の未来のために
3・1ビキニデー集会へ、藤井さん(旭町光が丘分会・執行委員)と渡辺さん(書記)が参加をしました。
当日は全国から1200人の核廃絶を願う仲間が集まり経験交流や2015年に開催されるNPT(核拡散防止条約)再検討会議へ向けた運動の意思統一が行なわれました。
参加者の感想を紹介します。
【渡辺直樹・記】
私は昨年、原水禁世界大会にも参加をさせて頂きましたが、今回の3・1ビキニデー集会で学んだ内容は知らなかったことばかりで本当に驚きの連続でした。
特に驚いた事は、広島と長崎でたくさんの犠牲者を出した核兵器を使って、アメリカはその後も何度も実験を行なっていたという事でした。そしてこのビキニ事件では、まるで日本やマーシャル諸島で暮らす人々への被害を想定したかのような実験が行なわれ、現在もその被害に苦しむ人々が沢山いるというのです。
本当にこのままではいけないと思いました。私は集会に集まった同世代の仲間との経験交流の分科会に参加をして、まだ何も知らない私たちの世代こそいろんな情報にまどわされることなくしっかりと歴史を学んで、自分で考えて行動をしていこうと声を掛け合いました。
また、今まで取り組んでいた署名等の運動の成果を実感することができ、とてもためになった2日間でした。参加をさせて頂きありがとうございました。
【藤井清一・記】
昭和29年ビキニ環礁で水爆実験が行われた。その威力は広島型の千倍以上、その時被爆した日本の漁船は約一千隻です。有名な第五福竜丸はその中の一隻にすぎません。たくさんの漁師が若くしてガンなどで亡くなっています。多くの日本人が知りません。補償もされていません。日本の国とアメリカはこのことを闇に葬ったのです。本当に酷い話です。日本全国からまた海外から人々が集結しています。原水爆禁止、核兵器全面禁止の輪を全世界に広げるべく、おおいに啓蒙し活動していきましょう。